大学の後期授業が開講
4月から勤務している高岡法科大学の令和4年度後期授業が始まります。私の担当する憲法(統治)や政治学は29日開講です。久々に学生さん達と会えることを楽しみにしています。「教える」と言うよりは、自分自身が学びながら、講義を楽しんでいきたいと思います。
この半年間には、地域創造政策研究会として、高岡商工会議所の事業に協力して、半導体をめぐる国際経済情勢について講演会が開催されました。年度後半には、国際政治情勢に関連する講演会を、やはり商工会議所に協力して開催できるよう計画中です。詳細、確定すれば、改めてご案内します。
また、高岡法科大学としても、イブニングセミナー「続・高岡学(仮)」やセミナー「高齢社会と法(仮)」、県内他大学との連携講演「知の扉を開く」(※)等を企画中です。随時、ご案内していきますので、是非ご参加ください。
(※)今週9月29日から、週1回3回シリーズ。詳しくはこちらから。 https://www.consortium-toyama.jp/general.html
さて、コロナに関連する制約が徐々に解放されていくようです。感染者数が落ち着いてきたから、と言うことでなし崩しに緩和するのでなく、科学的エビデンスに基づく客観的な「ウィズ・コロナ」の実践によって、日常生活が回復されることを期待します。これだけ長期にわたって、人々のもっとも大切な移動や食事のあり方が制限されて、しかし未だに、コロナを押さえ込んだという実感がありません。これらの制限・制約は、多くの場合、「要請」に応えて「自粛」という自発的行動に支えられものでありました。であればこそ、これらが法的にも社会的にも、どう位置づけられるべきか、人々が再び動き始めたこのときに、改めて振り返って、後生に引き継いでおかなければなりません。そして、これまでの間に、医療体制がどのように充実をみたのか、罹ることは罹るのだけれども人々の健康と命は守られていると言えるのか。他国が経済回復を達成しているように見える中で、我が国経済はどのように立ち直ったのか(そうではないのか)、等々、改めて、多くの課題の検証が必要と思います。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする国際情勢、急激に訪れた(しかし、いつかは、と予想された)円安経済等々、懸念される状況は山積です。折々に私なりに論じていきたいと思います。
私自身の生活の中で、コロナ禍の3年ほどの間に変わったものと言えば、明らかに、ペイペイなど「キャッシュレス経済」と手洗い励行は、日常のものとなりました。
地域創造政策研究会会長 高橋正樹